慶良間諸島国立公園

慶良間諸島国立公園は、陸と海が連続して一体となった雄大で実に多様な景観を有しています。
多様なサンゴ礁生態系、ザトウクジラの繁殖海域、ケラマブルーと称される透明度の高い海域、地殻変動に伴う陸地の沈降によって形成された島々や岩礁、切り立った海食崖や湾入りの多いリアス海岸、サンゴや星砂のかけらからできた遠浅の白い砂浜とそこで産卵するウミガメといった多様な景観です。
ダイビングやシュノーケリング等のエコツアーやホエールウオッチングも楽しむことができます。

○指定年月日:平成26年3月5日

○テーマ:「 美ら海 慶良間 -海と島がつくるケラマブルーの世界」

○陸域面積:3,520ha ○海域面積: 8,290ha  東経 127°13′~127°29′、北緯 26°05′~26°16′

○市町村:沖縄県島尻郡渡嘉敷村及び座間味村

○国指定天然記念物:ケラマジカ、カラスバト、アカヒゲ、オカヤドカリ、リュウキュウヤマ ガメ

○国指定重要文化財: 高良家住宅

○平成 17 年 11 月にラムサール条約に登録

慶良間諸島国立公園資料<環境省那覇自然環境事務所:pdf>
座間味村内のみどころ

慶良間諸島国立公園

=高月山展望台(座間味島)=  高月山(標高131m)の頂上付近にある展望台で、慶良間諸島内海の多くの島々、阿護の浦や古座間味のビーチの景観を一望できます。ザトウクジラの回遊する時期は、ホエールウォッチングでも利用されています。また、3月下旬から4月にかけてはケラマツツジが咲き誇り、春を感じさせてくれます。

=稲崎展望台(座間味島)=  座間味島の北側の海を一望できます。天気の良い日には粟国島・渡名喜島・久米島を望むことができ、ザトウクジラが最も頻繁に観察される場所が見える展望所があります。ホエールウォッチングでも利用されています。

=神の浜展望台(座間味島)= 座間味島の西にある展望台です。ラムサール条約に登録されている海域や阿真海岸、嘉比島や安慶名敷島を一望できます。西向きに開けており、東シナ海の夕日を楽しむことができます。

=西浜(阿嘉島)= 白いサンゴ砂の長い砂浜が美しく、透明度が非常に高いため海岸から沖にかけてケラマブルーのグラデーションが続く海を一望できます。 たくさんの魚やサンゴが生息しており、ダイビングやシュノーケリングで楽しむと格別です。

=高良家<たからけ>(慶留間島)= 慶留間島の高良家は、国の重要文化財(建造物)に指定されており、重要な文化資源です。船頭主家と呼ばれる旧家で、沖縄民家の原型を留めた昔ながらの建物。19世紀後半に建築されたといわれています。